中国と綜にたどる起源

投稿日:2017年08月17日

作成者:kagetsuddo

日本では奈良時代から続く端午の節句ですが、その起源は中国の漢の時代という説があります。 楚(そ)の国の国王の側近に屈原(くつげん)という政治家がいましたが、あるとき陰謀によって国を追われてしまいます。 詩人でもあった彼は、そのときの心情を「離騒」という長編叙事詩にうたい、中国文学史上、不朽の名作とされています。 人々の信望を集めていたこの屈原の死を悼み、多くの粽(ちまき)を川に投げ入れて国の安泰を願ったのが命日の5月5日。 これが日本にも伝わり端午の節句になったといわれています。同時に粽も、5月の食べ物として親しまれるようになりました。

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